Hitomi Ishigaki & Ryotatsu Tanaka, Creative Directors

ニューヨークのクリエイティブスタジオ「STUDIO NEWWORK」を率いる田中了達さん、石垣日登美さん。Kanokoがパリに住んでいた時代からの付き合いだという彼らは、今も昔もKanokoが絶大な信頼を寄せる存在。彼らのディレクションによって、VASICはブランドのイメージを構築してきました。
  
ファッションブランドからコスメブランド、出版、ニュースメディアまで、幅広いクライアントをもつSTUDIO NEWWORK。巧みなタイポグラフィによるロゴデザインやエディトリアルデザイン、パッケージデザインなどを通じてブランドや企業の哲学をアイコニックに視覚化する彼らの卓越したセンスは、クリエイティブ業界で高い評価を得ています。また、アートマガジンのデザイン・出版も行っており、スタジオ創設の礎となった「NEWWORK MAGAZINE」のほか、昨年には二人の個人プロジェクトとして「TONE Magazine」もローンチ。キャリアの異なるアーティストを取り上げ、それぞれの未発表の作品をフィーチャーしています。

リノベートしたばかりだという彼らのスタジオは、清らかな白を背景に家具やオブジェクトが静かに、呼吸をするように佇む空間。“間”に豊かな情緒を見出すような演出が印象的で、ミリ単位で計算された文字と余白が生み出す彼らのデザインに通じる、静謐の美が凝縮されていました。