Vol.77 Stories of VASIC
日本ほどではないものの、ニューヨークも”ヒートウェーブ”と呼ばれる真夏日が続いています。先日、移動の途中で携帯をチェックしていたら、近くの車のガレージのスタッフが見ず知らずの私に「お水かソーダはいる?」と尋ねてくれました。彼も車の整備中で汗だくなのに。身内や友人を気遣うのは当然ですが、他人に対して一歩を踏み出してでも手を差し伸べることの大事さを教えられました。そんな優しさに触れた日から数日経った今も、その出来事が私の心をジーンとさせてくれています。心の持ちようって大事ですよね。
さて今回は、今月29日に迎える最強開運日に向けて、お財布の入れ替えをご提案します。
今年の7月29日は、一粒万倍日、天赦日、大安が重なる最強の開運日だとか。新年の始まりにお財布を変える方が多いかと思いますが、お財布は毎日使うものだから傷みやすい。替え時は何度あってもいいもの。となれば、やはり縁起がいいとされる日にしたいですよね。
現在VASICが販売しているお財布は、Cordシリーズ、Roundシリーズ、Flap Mini Miniで、豊富なサイズを取り揃えています。今シーズンのおすすめは、柔らかいシュリンクレザーでアップデートされた「Round Multi Pocket(ラウンドマルチポケット)」。L字のジッパー開閉で、内側は用途を限定しない自由なレイアウト。お客様に使い方を選んでいただけるスマートなデザインと機能性の高さにこだわりました。バッグのBONDと呼応するカラー展開で、シーズンカラーのLaguna(ラグナ)のフレッシュな色にも注目です。また、機能性を備えたシンプリシティを追求したRoundシリーズの Miniと Mini MiniサイズにもシーズンカラーのLagunaが登場しています。
カラー展開について、「もともと小物はカラフルでポップにしたいという思いがあるのです。バッグがベーシックでも、バッグを開いたときにぱっと目を喜ばせるような、季節感のあるカラーをお財布には取り入れられるので」とVASICクリエイティブディレクターのKanokoは語ります。
すべてのプロダクトはまず自分が使ってみるという彼女は、サンプルからずっとマルチポケットを愛用中だとか。「海外だと、お札を折るのはよくないといった文化がないので、なるべくコンパクトなものがよくて。」日本ではポイントカードやマイナンバーカードなどカード類がどうしてもかさばりがち。海外旅行用と分けてお財布をもつ、というのもあり。
ちなみに、Kanokoが人生で初めて”きちんとした”お財布をもったのは高校生のとき。ブランドものに憧れた時代、母親から二つ折りのルイ・ヴィトンのお財布をもらったのだとか。「以来、長財布は使ったことがないんですよね。若い頃から海外に住み、ずっとコンパクトなものを使ってきました。だから、大人っぽい長財布への需要が高いのはブランドを始めてから知りました(笑)」
VASICのお財布は、手頃な価格でご提供することによって、気軽に買い替えられるようなアイテムにしています。色にインスピレーションを受けてお財布を変えたら、よりフレッシュな心持ちで生活が楽しめるかもしれません。