ニューヨークで行われた展示会がきっかけとなり、お取引がスタートしていますが、VASICにどのような印象を抱かれましたか？　
 
当時、NY出張に行っていたメンバーから連絡をもらいました。私は確かミラノにいて。色々と事前に気になっているブランドリストとして候補に挙がっており、実物を見る機会も当時は少なく、まさに“念願”という機会だったのを覚えています。
 
実際のお取引が実現するにあたっての決め手はございましたか？
 
2018年よりお取り扱いを始めさせていただきました。
コレクションのどこを切り取ってTOMORROWLANDのお客様に自然とフィットするなと感じ、思い切ってPOP-UPも開催したいとオファーしました。ブランドの世界観をTOMORROWLANDで表現したいと思った瞬間で決まりましたね。
 
TOMORROWLAND様のお客様とVASICの何がリンクしていると感じますか？
 
VASICが提案するバッグと弊社の軸とする女性像(スタイル)が非常にフィットするなと常に感じています。TOMORROWLANDで提案するオリジナルウェアとの相性も良く、世代を超えて愛されているのは貴重なことですね。

多くのブランドを扱うセレクトショップにおいて、VASICのバッグはお客様からどんな反応をいただいているのでしょうか？
 
身近に感じられる手が届きやすいファッションバッグという印象も大きいと感じます。日々の装いに馴染むデザイン力と背伸びしすぎずに取り入れやすいプライスバリューも非常に魅力的です。ファッションバッグでありながらも女性のライフスタイルにしっかり寄り添えることが一番支持されていることだと思います。
 
個人的に気に入っているアイテムがあればお教えください。
 
APEROです。こちらはディレクターKanokoさんと何度も打ち合わせを重ねて作ったモデルで想いも強いです。今までVASICのコレクションになかったもの、しかしトレンド・季節にとらわれすぎないデザイン性を追求しました。その中のディテールとしても、ジップパーツは新鮮でした。アイコニックなノットデザインはもちろん付属されつつも、横顔や持った時のフォルムの印象がクラシックにもモードにも表情が変化するところがポイントです。
 
ブランド創立10年を迎え、これからのVASICに期待することは？

10周年おめでとうございます！
相反するものが一体化されたもの作りに共感される女性ファンは非常に多いと思います。
ミニマルでありながらも兼ね備える機能性、華美でないブランドサインでありつつもアイコニックなノットディテールがさりげなく主張する、そんなバッグに共感される方に長く支持されているブランドだと感じます。これからもデイリー・ビジネス・オケージョンなど女性のライフススタイルの半歩先を提案いただけるようなレザーグッズを楽しみにしています。