Vol.59 Streets of VASIC

心を新たに、一年の始まり。アメリカでは大晦日と元日をピークにニューイヤーのお祝いは瞬く間に日常へと蒸発してしまうのですが、厳かな新年のムードに包まれた日本の一月は特別に感じられます。「今年もどうぞよろしく」というお決まりの挨拶もまた、相手との繋がりを深めていこうという希望と決意を改めて感じられていいものですよね。2023年も、VASICは皆様とともに。心ときめくバッグをお届けするのはもちろん、暮らしのインスピレーションになるような情報も発信してまいります。

さて今回は、健やかな一年の幕開けを意識して心も体を解放させるニューヨークのとっておきのスパをご紹介します。

Hop on a Ferry to Governors Island

まずこちらのスパが位置するガバナーズアイランドは、マンハッタンからフェリーでしかアクセスできない小さな島。マンハッタンの南端からたった5分ほどの乗船で着いてしまう近さなのですが、大都会からしばし離れることで小さな旅気分が味わえます。ここは、自然とアートが共生する島で、暖かい季節はレンタルバイクで島内を巡ったり、ピクニックをしたりとアウトドアアクティビティを目当てにニューヨーカーが訪れています。

Luxurious Spa in the Historic Building

そんなアクティビティの後に訪れたいのが、スパの「QC NY Spa」。かつて兵舎だったという築90年近いクラシカルな建物が丸ごとスパ棟になっています。建築やデザインの意匠を引き出したスタイリッシュな館内では、サウナはもちろん、フットバス、温浴ベッド、テーブルシャワーなど、20を超えるウェルネス体験が用意されています。それぞれの空間でテーマが異なるため、くまなく館内をチェックしたいところ。

そして、人々を魅了してやまないのが、摩天楼を一望するインフィニティプール。これぞニューヨーク!といった絶景を眺めながら、温水に体を任せてリラックス。湯気が立ち込める冬場の風景はちょっと露天風呂を思い出させてくれます。昼間にゆったりとした時間を過ごすのもいいですし、夕暮れのタイミングにはアペリティフを楽しむことが可能。22時までオープンしているので、平日の仕事の後に夜景を目当てに訪れるというニューヨーカーも多いとか。

また、旅行中の時差ぼけに悩むなら、マッサージトリートメントを追加するのもオススメ。クイックなものから、プライベートキャビンで体験できるカップルマッサージまで、自分の体にご褒美をあげて。タオルやコスメグッズも完備されているので、手ぶらでOK。入館は3時間ベースで$98〜。

高級ホテルのスパもいいですが、思わず写真を撮って自慢したくなるスパ体験はここだけ。ニューヨーク旅行の目的の一つに取り入れてみてはいかがでしょうか。